ボードゲームの話
この記事は信州大学工学部 W1棟6F Advent Calendar 2018 - Adventarの20日目の記事でございます。
技術的なお話は僕には難しいので、立派な大人でも楽しめるボードゲームを紹介したいと思います。
というのも、大学生になってから、友達と家で遊ぶことが増えたわけですが、ある時期TVゲームに飽きてしまったんです。そこで、仲間内でボードゲームが一時期大流行したので、皆さんにもオススメしたいというわけです。
今回紹介するボードゲームは「DOMINION -ドミニオン-」です。
「DOMINION -ドミニオン-」とは
ドミニオンにおいて、プレイヤーは財宝を集めて自分の領地を増やすという一国の主という設定です。
自分のデッキ(山札)がプレイヤーの資産となります。
簡単に説明すると、自分のターンに財宝カードで場のカードを購入して、自分の資産を作っていくというユニークなボードゲームです。
アメリカ発祥のボードゲームで、日本では2009年に完全日本語版が発売されています。
実はこのゲームはボードゲームと言いましたが、2008年の発売後から世界中で人気を博し、2011年からは世界大会も開催されている程の代物です。
軽く調べてみるとこんなにも受賞歴がありました
- アラカルト・カードゲーム賞 (Fairplay:À la carte Preis 2009) 1位
- ドイツゲーム大賞2009 (Deutsche Spiele Preis 2009) 大賞
- ドイツ年間ゲーム大賞 (Spiel des Jahres 2009) 大賞
- ダイアナ・ジョーンズ賞2009 (Diana Jones Award) 受賞
- J.U.G賞(JogoEu User's Game/ポルトガル)受賞
- オーストリアゲーム賞2009 (Spiel der Spiele) フレンドゲーム部門賞
- 第35回オリジンズ・ゲームフェア (Origins Game Fair) 年間最優秀カードゲーム賞
- ミープルチョイス賞 (Meeples' Choice Award) 大賞
- メンサ・セレクト (the Mensa Select winners for 2009) 選出
大会が開催される程に奥が深く、頭を使うゲームなので、みんなでこたつを囲んでやるも良し、戦略を身に着けて真剣勝負をするも良しです。
ちなみに、僕らの学科のいくつかの研究室には置かれているようです。昨年は、飲み会の度に研究室の皆でドミニオンで遊んでいました。
ドミニオンのルール
それでは、ドミニオンのルールを説明していきます。
ドミニオンを始めるにあたって、まず必要となるのが基本セットになります。
基本的なカードの種類
実はドミニオンにはいくつもの拡張パックがあり、混ぜて遊ぶと全く違うゲームを楽しむことができます。
しかし、奥が深すぎるため、説明書に書かれている「最初のゲーム」を紹介します。
1試合に必要なカードの種類は財宝カード3種類、勝利点カード3種類、王国カード(特別な行動)10種類です。
まずは箱を開けてみましょう。
するといくつものカードがこのように種類別に分けられています。
早速、「最初のゲーム」を始めるために、説明書から必要な種類のカードを確認。
配置してみるとこんな感じです。
財宝カード
カードを購入する際に使用する通貨(コイン)です。
初期デッキ(自分の山札)に銅貨を7枚ずつプレイヤー分だけ配り、残りをサプライ(簡単に説明するとそれぞれのカードの束が置いてある場所)に置きます。
勝利点カード
またの名を領地カード。ゲーム終了時に自分のデッキ中にあるこの勝利点カードの点数を数えます。勝利点カードの合計点が一番高いプレイヤーの勝利です。
王国カード
財宝でもなく勝利点でもないカードの事です。自分のターンに一回手札から使うことができます。相手を邪魔したり、財宝カードを増やしたりする事ができます。
基本的に10種類の王国カードを選んで、10枚ずつサプライに置いてゲームを始めます。
最初のゲームの王国カード
ゲームの流れ
トランプのようにじゃんけんで最初の人を決めましょう。
- ターン開始時に手札は五枚。
- 最初に王国カードは手札に無いので、財宝カードで王国カードを買いましょう。
- 購入したカードは一度、手元(そのターン使ったカードの場所)に置きます。
- 購入が終了したら、残りの手札を手元に置き、残りの山札から五枚引いて、次のターンの手札にします。
- 山札がなくなり、引けなくなった場合、手元の使ったカードを全てシャッフルして再び山札にし、必要な分だけ引きます。
- 次のプレイヤーの手番です。
王国カードが手札に来たら、財宝カードで他のカードを購入する前の、ターン開始後に使いましょう。
たったこれだけです。
勝利条件
ドミニオンにおいて、プレイヤーは財宝を集めて自分の領地を増やすという一国の主です。王国カードを上手く購入して、自分のデッキを増やし、スキあらば勝利点を購入して領地を増やしましょう。最終的に勝利点である領地のカードの得点が多かったプレイヤーの勝利です。
最初のゲームで鍵を握るカードを解説
民兵
鉱山
改築
鍛冶屋
村
ゲームの戦略
これを見てしまうと、最初のワクワク感は薄れてしまうかもしれません。
「最初のゲーム」を皆で数回、遊んでみてから見てもらうと楽しいと思います。
財宝集めで堅実に!
その名の通り、毎ターン財宝カードを購入していく戦略です。相手プレイヤーに邪魔されても、堅実に戦えます。集めた財宝で領土(勝利点)を買っていきましょう。
沢山ドローしてカードゲームっぽく!
自分のターンに王国カードの回数を増やして、何度もドローして、人の邪魔や自分の財宝を増やします。上手くいくと、圧倒的に差をつける事が出来ます。
最初のゲームが終わったら
最初のゲームを数回繰り返したら、次の推奨される組み合わせで遊びましょう。繰り返す内に、それぞれの組み合わせでどう動いたら強いのかが分かってきます。
オススメの組み合わせ
推奨される組み合わせに飽きたら、ランダムで組んでやってみましょう。
しかし、これでやっと基本セットです。
拡張パック
いくつか、拡張パックを載せておくので、物足りない人は是非、遊んでみてほしいです。
その他のオススメボードゲーム
他にもいくつか購入して遊んでいたので、そちらも紹介しておきます。
カルカソンヌ
様々な地形が書かれたタイルをはめながら、コマを置いてより多くのポイントを稼ぐゲームです。こちらは更に簡単なゲームなので、子供から大人までワイワイと遊ぶことができると思います。
カタン
無人島の「カタン島」を舞台に陣取り合戦。単なる戦略だけではなく、相手プレイヤーとの交渉力が鍵になる。こちらも多人数で遊べます。
それにしても、陣地を取り合うゲームが多かったですね。
そもそもボードゲームはそういうコンセプト?。
冬はこたつでトランプや花札が定番ですが、今年は一風変わったボードゲームで年越しはいかがでしょうか?
では皆さん、メリークリスマス&よいお年を!